misasa104の旅行記

旅行の日記・備忘録です。最近は国内旅行が多くなりました。

2019/09/12 ポルトガル旅行記:巨石の村 モンサント

チェックアウトし、タクシーを呼んでもらいます。これから向かうモンサント (Monsanto) は、巨石と共存する山の上の小さな村です。重いスーツケースはホテルで一晩預かってもらい、1泊分の着替えだけをリュックに詰めて出かけます。

11:35 am ホテルからモンサントまでは1時間弱、51€でした。宿泊所のレストランに入るとすぐ、厨房にいた男性が私たちを見つけて、日本語で「ようこそ、モンサントへ」と歓迎してくれました。握手を交わし、チェックイン時間よりだいぶ前にもかかわらず、部屋に案内してもらいました。

タベルナ ルジターナ(Taverna Lusitana)

道沿いにいくつかのコテージがあり、その中のツインの部屋です。



予約したときに Booking.com の写真で見たと思うんですが、実際に見ると迫力が違います。リビングの壁に巨大な岩がせり出しています。


バスルームの壁にも。


ベッドは小さい階段を上がったロフトにあり、窓からは雄大な景色が望めます。ベッドの足元の方にはちゃんとテレビもあります。
統一されたインテリアの黄色が可愛いらしく、好きです。


11:50 pm あまり空腹ではなかったのですが、先ほどオーナーと対面したレストランでランチを取ることにします。レストラン内のテーブルに座っているとテラス席にどうぞと気を配ってくれます。外階段を上がり小さなテラスに出ると、なるほど、気持ちが良い。見晴らしも素晴らしい。軽そうなサンドウィッチを二人で1つ食べました。


早速、村の散策に出かけてみよう。まずはモンサント城に向かいます。とは言っても、城はないんですけれどもね。


細い道を上の方に上がっていきます。


右の方に人が見えるでしょう。岩がいかに大きいかわかります。


礼拝堂 (Capela deSãoMiguel)だそうです。


この写真にも左側に人が二人、小さく写っているがわかりますか。

村を歩いてみます。

コテージを少し下ったところに小さい広場があり、そこから見える村の景色です。


散歩が楽しいですねー。写真には誰も写っていませんが、観光客はそこそこいました。写真を撮っている人がいたので、邪魔をしないように端のほうで待っていたら、「メルシー」と笑顔を向けてくれました。ヨーロッパからの観光客が多いのかもしれません。


はい、向こうに見えるのは、、もちろん「あれ」です。


小さな教会 (Igreja de São Salvador)


みやげもの屋があったので覗いてみました。


岩に掴まれてしまっているよう。ぜひ家の中を見てみたい。


5 pm 昼食が少なかったため、早々に空腹になり、宿のレストランへ。娘はラザニアを、私はおすすめのダックライスを注文。野菜も欲しくなりトマトサラダを追加しました。


ラザニアは想像通りの味で量もちょうどいい感じ。鴨肉はあっさりした味つけでご飯と合います。そしてナタをテイクアウトしました。娘は食べないので私の分だけ。

6:10 pm 夕食後、少し散歩します。


どこもかしこも写真に収めたくなります。


小さな土産屋で買ったコルクの小銭入れと、刺繍の匂い袋。


部屋の窓から撮ったものです。7:30 pm くらい。


2019/09/13 (金)


朝、誰かがドアを叩いたような音がして起きました。

8 am 荷物をまとめ、レストランへ行くと、オーナーが店を開けて準備をしてくれていました。


日中は人気で常に席が埋まっていたテラスの特等席に座ります。


テーブルがいっぱいになるくらい料理を運んでくれました。パンはトーストしたてで温かく、外で食べるハム・チーズは格別です。


テラス席から見れる風景。誰もがここに座りたくなるのが、わかるでしょう?

食べきれずに残したパンが、風にさらされているので、娘が店内に運ぼうと言う。そうね、オーナー1人だしね。二人であらかたの皿をカウンターに戻し、タクシー乗り場まで行きます。レストランからすぐの場所ですが、オーナーが一緒に来て、タクシーを待ってくれると言います。

彼は10年前にリスボンから、ここモンサントに来て、今の仕事を始めたのだそうです。

8:25 am 約束した時間通りにタクシーが横路の坂から降りてきました。カステロブランコのホテルに寄ってから、駅に行ってほしいことをオーナーが運転手に伝えてくれます。実は、その旨をポルトガル語に訳したものを印刷して持っていたんですが使わなくて済みました。

クルマで近辺をグルっと周ろうか?と運転手が言ってくれた(オーナーによる翻訳)のですが、電車の時間が決まっていたので、そのままホテルに向かってもらいました。時間に余裕があったら、ぜひお願いしたかったです。


帰りのタクシーからモンサントを見上げて、いつかまた来たいと思う。

途中、信号で停まったときに、前の席から大きな手がぬっと出てきて、何かと思ったら、手のひらには小さな飴が2つ載っていました。娘と顔を見合わせニンマリ。お礼を言って有難くいただきました。

運転手のおじいさんは地図も見ずにホテルまでたどり着き、スーツケースを回収した後、駅まで乗せてくれました。


<前(カステロ・ブランコ) - Index- 次(ポルト① サンタカタリナ)>