misasa104の旅行記

旅行の日記・備忘録です。最近は国内旅行が多くなりました。

2019/09/10 ポルトガル旅行記:エストレモスから天空の村マルヴァンへ

11 am チェックアウトし、フロントでタクシーを呼んでもらいます。優しそうなドライバーさんですが、英語はまったく通じません。日本で印刷しておいたマルヴァンのホテルのマップを渡し連れていってもらいます。

マルヴァン(マルヴァオン) (Marvão)アレンテージョ (Alentejo) の北、なだらかな山々が連なるサン・マメーデ山脈にあります。エストレモスのホサーダからマルヴァンまでは1時間強、代金は約75€でした。景色を見ていたせいか、体感的にはもっと早く感じました。タクシーから降りると寒いです。標高が約900mもあることを思い出し、慌ててカーディガンを羽織ります。

ドム ディニス マルヴァン Dom Dinis Marvão

ホテルに入ろうとするも扉が閉まっていて入れません。その様子を見ていた運転手がタクシーの中からジェスチャーで電話すればいいよと。なるほど、すぐにホテルに電話し開けてもらいました。実際には、鍵がかかっていたわけではなく、扉にぶら下がっている鎖を下に引けば良かっただけです。

まだ早いので、スタッフ数人で掃除をしていました。チェックイン時間になるまで、そこで待ってもいいし、一周りしてきても?と言うスタッフ。受付の前にある小さいけれども心地よさそうな部屋にスーツケースを置かせてもらい、レストランを探してみてと娘に言うと、パンツのポケットに両手を入れて「スマホがない」。

タクシーで現金を払うとき、少額札の持ち合わせがなかったので娘が自分の財布から出してくれました。多分、そのときにスマホをシートに置いたのでしょう。そこで、掃除中のスタッフに声をかけて助けてもらうことに。スマホをタクシーに置き忘れたことを伝え、タクシーを手配してくれた前泊のポサーダに電話してくれないかとお願いをしました。私が電話で説明するよりもちゃんと伝わるはずです。

彼女は理解し、すぐに電話をしてくれました。そして「折り返し連絡がくるから、食事でもしてきたら?」と言ってくれます。慌てても、どうにもならないので、ホテルの正面にある直営のレストラン O Castelo でランチを取ることにしました。ランチは簡単なビュッフェスタイルになっており、トマトとレタスの生野菜に、肉と魚が一品ずつ、副菜に煮物、ピラフやスープがありました。

スマホは、最悪見つからなかったとしても、気落ちしないようにねと言うと、娘は「スマホケースにクレカは入れていないし学生証は再発行可能、PCを持参してるから友人とも連絡できる」といたって冷静。まぁ、最悪のことを考えて対処するしかないもんね。

そんなとき、ホテルで電話してくれた女性がテーブルまでやってきて、ポサーダから連絡があったと教えてくれました。やはりスマホはタクシーのシートの上にあったらしい。ポサーダに届けるか、こちらに持ってくるかと聞かれたので、代金は支払うので持ってきてほしいとお願いしました。

私たちは何度もお礼を言い、胸をなで下ろすことができました。タクシーが戻ってくるにはまだ時間がかかりそうなので、私たちは目と鼻のさきにあるマルヴァン城 (Castelo de Marvao) に足を運ぶことにしました。


入口に小さなチケット売り場があり、1.5€/1人でした。


ゴツゴツした花崗岩の城壁に囲まれています。


メインの広場、石の階段を下りて行くことができます。



こんなところを歩いていたんです。



城の入り口のふもとにある公園。左奥に写っている教会は博物館になっています。その斜め前に、私たちが泊まるホテルがあります。

ちょうど、城からホテルに戻る途中、道の向こうからタクシーが来るのが見えました。そう、私たちをここまで乗せて来てくれたタクシーです。そのときは英語が話せないからか、寡黙だったドライバーのおじいさんが、申し訳なさそうに「わたしがチェックしなかったのもいけなかったね」(ポルトガル語ですが、たぶん)とおっしゃる。いえいえ、100%こちらが悪いのです。タクシー料金を支払い、お礼を言いました。

そのやりとりを聞きつけて、ポサーダに連絡してくれた女性スタッフがレストランの窓から顔を出し、「良かったねー」と声をかけてくれました。皆さんのおかげで、無事にスマホを取り戻すことができて、本当に有難かったです。娘もホッとしたことでしょう。


2:40 pm もう少し村を散歩します。


道沿いに白い可愛らしい家が並びます。



右奥の木から実をもいで、ここで洗って食べている人がいました。何の実だったんでしょう。



土産屋さんを発見。コルクを使った手作りの作品などが飾ってあります。


食器やキッチン用品、かごバッグ、厚手のセーターなどが置いてありました。


村の入口です。タクシーはこんな狭い道を入ってくれていたんです。


3 pm チェックインします。

簡単な説明を聞き、マップをもらいました。

ここのホテルにはツインがなかったので、2ルームあるファミリー・ルームを予約していました。その後、ホテルから「エキストラベッド付きの部屋もあるけど、どうする?」とメッセージをもらい、「どちらでもいいわ」「じゃぁ、変更するね」みたいなやりとりをしていたんですが、結局ファミリー・ルームへ案内されました。


通り側の部屋(私が使用)、エンスイートになってます。左奥がバスルーム。もう1つの部屋のほうが広く、そちらはドアの外にバスルームがあります。


7:20 pm 昼食はあまり喉を通らなかったので、お腹が空いてきました。


レストラン ヴァランダ ド アレンテージョ Varanda do Alentejo で夕食をとります。


お通し(有料)です。


豚とあさりのアレンテージョ風を注文。その名の通り、アレンテージョ地方の郷土料理です。意外にも豚肉とあさりの相性が良くて、パクチーがいいアクセントになっています。日本では一切パクチーを食べない娘もこれは食べていました。


ホテルに戻り、共有パティオから撮った写真です。星が見えますか?


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2019/09/09 ポルトガル旅行記:リスボンからエストレモス ポサーダへ

10:40 am チェックアウトし、ホテル前の広場からタクシーに乗り、セッテ リオス バスターミナル (Sete Rios Station) まで行きます。


12:00 出発、14:15 到着予定です。バスチケットは前夜に Rede Expressos のサイトで購入しました。チケット売り場の窓口には行列ができていたので、オンラインで買ったほうが楽だと思います。出発前30分くらい前になると、電光掲示版にバス便の案内が表示されるので、書いてある番号ののりばに移動します。

11:50 am バスが到着し、運転手が下りてきて、乗客のチケットを確認。スマホQRコード付きのチケットを見せればOKです。バスはほぼ満席でした。


2:30 pm エストレモスのバスターミナルに到着。


エストレモスは大理石の産地というだけあって、待ち合い室も大理石づくし。窓口の女性スタッフにタクシーを呼んでもらいます。


バスを降りた側の反対の出口から外に出ると、道を挟んで旧駅舎がありました。こちら側でタクシーに乗ります。


2:40 pm タクシーが到着すると、ポサーダのスタッフが扉を開けてくれました。

ポサーダ カステロ デ エストレモス Pousada Castelo de Estremoz

ポサーダとは、古城や修道院などを改装したポルトガル国営ホテルのことです。こちらは13世紀に女王サンタ イザベルのために建てられた城を利用したホテルで、ポルトガルで一番美しいポサーダとか。楽しみ。


スタッフがいないときに撮った受付の写真です。


ツインの部屋です。


大きな窓があり、


窓からはこんな景色が見えます。

外に出てみよう。

城壁をくぐると、


こんな光景が広がります。


後ろを振り返り、ポサーダを見てみると、城壁で囲まれているのがわかります。


どこかランチを食べられるところがないかなぁ。

3:30 pm 中途半端な時間なので、営業している店はあるかしら。Casa do Pixa Negra というレストランが開いていました。

こんな時間なので、私たち以外に客は1組だけ。サーブしてれる女性は英語が通じません。それで、指差しでスープとバカリャウ・コン・ブロアをお願いしました。
スープは赤豆、じゃがいも、牛肉、マカロニが入っていて、素朴な味です。バカリャウの方はボリューミーで二人でシェアしても食べきれないと思いましたが、添えてあったポテトも美味しくて完食しました。会計のときにびっくりしたんですが、ビールとジュース、2品注文して、14€ しませんでした。安い!キャッシュのみです。


その後も町をブラブラして、ポサーダに帰ってきました。せっかくなので、塔にも上ってみます。


ポサーダの中庭にある階段を上がっていきます。


途中にあるスペースから。


奥の方に見える赤い屋根の町並みが可愛らしい。


アレンテージョの風景が望めます。

ポサーダの中も散策してみよう。




歴史を感じさせる調度品がたくさんあって、お城気分を満喫。

部屋に戻り、しばしの休息。ディオンヌの『沼の王の娘』を読み終り、あとがきを読んでいると、なになに?「この秋映画化が決定」、、だと思ったー。主演はアシリア・ヴィキャンベル?イメージにピッタリ、その他のキャスティングも気になります。


9:30 pm ようやくお腹も空き始めたので、近くのレストランへ。


外に出ると聖マリア教会 (Capela Nosso Senhor dos Inocentes) の向こうに月が見えます。


ポサーダのすぐそばにあるカデイア・クインヘンティスタ (A Cadeia Quinhentista) です。娘はがっつり肉料理を、私はサラダとビールを注文。一杯目が飲み終わってますけれど。


私たちが出る頃には空いていましたが、店内は観光客がたくさんいました。スタッフの女性がフレンドリーで気持ちよく食事できました。


部屋の窓から、Google Pixel の夜景モードで撮ってみました。編集なし、画像サイズを1/4にしています。


2019/09/10 (火)


6 am 目が覚めて、窓から外を眺めてみます。


朝焼けがキレイ。少ししてから、外にも出てみます。


風が冷たくて、半袖では寒いです。


花を抱えたイサベル王妃像が微笑んでいるようにも見えます。


8 am 教会の鐘を合図に朝食へ向かいます。何といっても、私はもう2時間も前から起きているのです。

レストランは広く、準備は完璧ですが、誰もいない。客だけでなく、スタッフも。


それでは遠慮なく、写真を撮らせてもらいますねー。


次の宿泊客が来るまで、しばらくは貸し切り状態でした。それにしても、小食の自分が恨めしい。

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2019/09/08 ポルトガル旅行記:リスボン⑤ サイクリングでベレン、LX Factoryへ

6:50 am 昨日の朝散歩が気持ち良かったので、今日も一人で出かけることにします。昨日行ったコルメシオ広場に行ってみようと思います。


フィゲイラ広場では、28番トラムが停まっていました。



昼は人がたくさんいたけれど、朝は静か。


川辺には散歩している人が少しだけ。


アパートへの帰り道、24番トラムが走って行きました。トラムを見つけると必ず写真を撮ってしまう・・、やはりアイコン的存在なんだと思います。


今日はホテルへ移動します。アパートを予約後にリスボンの滞在日数を1日延ばしたんですが、アパートは予約で埋まっていて延長できませんでした。それでアパートから1分くらいのところにある Figueira by The Beautique Hotels を予約しました。

10:10 am ホテルはフィゲイラ広場に面していますが、フロントへは左の路地側から入ります。チェックインし、スーツケースを預かってもらいます。今日はベレンまで自転車で行こうということになりました。

私たちが自転車を借りた店は bikeiberia Tours & Rentals 。少しでも楽をしようと電動自転車を選択、1台35€/1日、デポジット10€ です。クレカは使えないので現金を持っていって。スタッフのお兄さんが、娘のユニクロTシャツに描かれていた小さなマリオを見つけて「それいいねー、よくやってるよ」どこにいっても人気者なのね。

10:50 am 実はもう何年も自転車に乗っていないんですが、慣れれば快適です。そして川沿いは坂がないので楽です。電動ではなくても良かったかも。

4月25日橋の近くにマリーナがあります。


レンタルボートの店がいくつかあり、川沿いにはカフェやレストランが軒を連ねます。ここを通るとき、もし人が多かったら自転車を降りてとレンタルバイクのお兄さんに言われていました。250mくらいです。

11:35 am 「発見のモニュメント」まで来ました。


大航海時代の偉人を記念して建てられたという。

自転車を停めてすぐ近くにあった店 Nosolo Italia で一休み。


運動したあとは甘いものが食べたくなります。

1 pm ベレンに来たら、誰でも訪れるであろうベレンの塔へも行きました。

中に入るために長蛇の列ができていました。またすぐ近くでロックフェスティバルが開催されていました。

1:20 pm 来た道を引き返し、オパール型の斬新な建物 MAAT - Museum of Art, Architecture and Technology で自転車を停めます。


2016年に出来た、まだ新しい電力博物館で、屋根にも上がれます。


丸みを帯びた曲線の屋根が美しいです。上には、人と犬のオブジェがあります。


電動キックボードに乗っている人が多い。気持ち良さそう。


今日は日曜日、 マーケットが開かれている LX Factory に行ってみよう。今いる川沿いから、内側のジュンケイラ通りに行くには線路をまたぐ道路橋を渡らなくてはなりません。これがちょっと怖い。レンタサイクルのお兄さんが言っていたように、ベレンの塔から、一本内側の道に入ったほうが良かったのかもしれません。

迷いながら、なんとか到達できました。


ここは元々1800年代半ばに紡績工場として作られたのですが、最近になってファッション、アート、音楽の流行発信地として生まれ変わったスポットです。リスボンを検索しているときに見つけて、行きたいと思っていたんです。


案内板です。自転車を停めるところもあります。


Lx Market は人でいっぱい。オリーブオイルなどの食品やアクセサリー、衣類などが売っていました。


ファクトリー内にある書店 Ler Devagar 。自転車のオブジェもさることながら、3階まで積まれた本棚が素晴らしい。並べられている本を見ているだけでも楽しいです。


2階です。3階もあるんです。


奥のほうはコーヒースペース。なんとも趣のある書店です。


アーティスティックな建物が多くて見るだけでも楽しい。


比較的空いていたピザ屋で、遅めのランチ。ベレンでパフェを食べたので、お腹はあまり空いていません。だから、スターターの中から小さいピザを選び、それからビール。

思い付きで行ったサイクリングでしたが汗をたくさんかき、気分爽快でした。楽しかったです。

4 pm 自転車を無事に返却しデボジット分を返してもらいます。明日はリスボンから移動するので、土産屋 The Lisbon Shop に行ってみます。

店内は広くてきれい、新しいのでしょうか。品揃えも十分なので、お土産はここだけでもよさそうです。さんざん悩み、自分用に買ったのはー

アズレージョばかり。可愛いでしょう?


5:10 pm フィゲイラホテルに戻り、部屋の鍵をもらいます。エレベータにキーパッドがあり、そこに教えてもらった番号を入力することで、部屋のある階に停まるようになっています。番号を知らない人はどの階にも行けないようになっているんですね。


素敵な部屋で、広々しています。


大きいスーツケースを広げても、まだ余裕があります。冷蔵庫にあるコークを飲んだので、チェックアウト時に支払おうとしたら不要だと言われました。冷蔵庫の中はすべてフリードリンクだったようです。

シャワーを浴び、少し休んでからご飯を食べに行こう、と言っていたんですが、私も娘もそのまま寝てしまいました。慣れない運動をして疲れてたんですねー。


2019/09/09 (月)



昨晩は早くに寝てしまいました。なので、朝はいつもよりも早い。今朝も散歩に行きます。昨日、日中に行ったポルタス・ド・ソル広場で日の出を見てみよう。今日はリスボンを離れ、エストレモス (Estremoz) に行く予定です。ポサーダに泊まるのが目的です。 

6:50 am さぁ出かけます。


まだ、暗いです。電灯がついています。

7:15 am やっと日の出が見れました。周りにはちらほら人がいます。ここでもカップルの写真を撮ってあげました。

この広場の横に長い階段があります。


階段途中に見える左側のアーチの先には公衆トイレがあるようです。


アーチの内側全体にリスボンの歴史が絵で描かれていました。トイレを待っている間もイライラしなくて済むかも?

一角に小さい教会サンタ・ルジア教会 (Igreja de Santa Luzia) があります。


教会の外壁にあるアズレージョが見事です。


後方に見えるのはカテドラルです。近づいてみます。


サンタ・マリア・マイオール・デ・リシュボア大聖堂 (Santa Maria Maior de Lisboa)リスボン市内では最も古い教会だそうです。


7:40 am ホテルに戻り、朝食をとりにレストランへ。
レストランはそんなには大きくないのですが、心地よい雰囲気です。東京に行ったことがあるというスタッフがいました。彼は少しだけ日本語ができるそう。私がコーヒーを入れていると、「残り少なそうね」という声がするので、顔を上げると日本人でした。彼女たちは昨日到着しばかりで、ここに3泊するそう。少しだけ話しをしました。

目の前がバス停なので窓からはトラムが見えます。


朝食をとりながら、娘との話題は関東に上陸した台風のこと。千葉は電車が止まり、停電している地域もあるとのこと。心配になり、夫にラインをすることに。ベランダに折れた小枝がいっぱいらしい。とりあえず大丈夫そう。

9:30 am チェックアウトするまで、少しだけ時間があります。サン・ロケ教会のある高台に向かう階段に行ってみたかったので、ちょっとだけ散策に出かけます。


こんな階段がひたすら続きます。はぁ、大変だけれど素敵です。


階段の途中のスペースでは、レストランの準備中。ここに前夜来たかったのです。それが寝てしまったんですよねー!


ここは別のレストランのテラス席。まだオープン前でしょうか。


リスボンにいつまでもいたいけれど、そろそろホテルに戻り、エストレモスに向かわないと。

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2019/09/07 ポルトガル旅行記:リスボン④ バイシャ・シアード地区

8:50 am アパートに戻ってみたら、娘はまだ寝ていました。羨ましいことに、時差ボケはないらしい。起こして、昨晩買ったパンを食べてから外に出ます。

まずはコルメシオ広場 (Praça do Comércio) に行ってみようと思います。アパートから徒歩で10分かからず行くことができます。


プラタ通りをまっすぐ進めばすぐです。

ちょうど、広場前で、赤トラムが走り抜けて行きました。

#撮った動画 mp4 を jpg にしてみました。


バイクツアーですかねー? 評判の良いフリーツアーがあるので参加してみようか、それとも自転車をレンタルしようか。


中央は、コメルシオ広場の北側に位置するアーチで、そこからバイシャ地区で最も有名なアウグスタ通りになります。アーチには上ることもできるのですが、私たちが行ったときにはツアー客が行列を作っていたので諦めました。


川沿いはこんな感じで、日向ぼっこしている人たちもいます。


アウグスタ通り (Rua Augusta) を北に進んでいくと、左手のほうにサンタ・ジュスタのエレベーター (Elevador de Santa Justa) があります。


階段にたくさんの人が並んでいるでしょう?


エレベータの裏側でライブをしてます。


ガレット通りを少しいったところにあるウール専門店 Burel Mountain Originals へ。雑誌で紹介されていたので行ってみました。


すべて国内で生産しているそうです。小物や靴も可愛いです。私はバッグを、娘は靴を買いました。バッグは色違いと悩み、青系のものにしました。


小さめのトートバッグ 74€ 、ウール生地の紺色の靴 131€。


一本隣の通り沿いにある雑貨店 A Vida Portuguesa にも行きます。


本、文房具、コスメ、雑貨などセンスいいものが並んでいます。可愛いものが多くてどれを買おうか悩みます。


クラウス・ポルト(CLAUS PORTO) の石鹸も並んでいます。ポルトガルらしいデザインが好きです。


買ったのは、アズレージョの写真集と BENAMOR のハンドクリーム。ベナモールは1925年に創業、ポルトガルで長く愛されているブランドです。優しいデザインが素敵です。リンクもぜひクリックしてみて。


11:50 am 同じ通りにあるカフェ Kaffeehaus で一休み。もう昼だけれどお腹は空いていないので、ビールとポテトだけ注文。


#Google Pixel のポートレートで撮ってみました。


テラス席はいっぱいですが、店内は空いています。


西に500mほど歩くとビカのケーブルカー (Elevador da Bica) が見れます。リスボン市内で最も有名なケーブルカーと言ってもいいでしょう。


テージョ川も見えて、これぞリスボンという感じ。


ちょっと落書きが過ぎるのでは?これもポルトガルらしいといえば、そんな気もしますけれど。


横道にそれるとこんな階段が。


少し西側に行ったところにあるサンタ・カタリーナ展望台 (Miradouro de Santa Catarina) です。薬局博物館 (Museu da Farmácia) のそば。


観光客はさほど多くなく、落ち着いた雰囲気。ここでのんびりするのもよさそう。


じゃーん、絵になる坂道 ソル・ア・サンタ・カタリナ通り (Rua do Sol a Santa Catarina)


カモインス広場 (Praca Luis de Camoes) 。美しい水色の建物はイグレージャ・ドス・イタリアノス教会。その向かい側にも立派な教会があります。周りにはカフェなどの店が多く、テラス席は観光客でいっぱいです。
赤いトラムの前方にトゥクトゥクが停まっているでしょう?坂や階段を上り下りした私たちは、アパートまで送ってもらおうと声をかけました。向かって左側の小さい2人乗りのほうです。陽気な運転手がひと回りして観光もしてくれると言います。50€/30分 という。娘はもうグロッキー気味だし、運転手さんが一生懸命おすすめしてくれるのでお願いしてみることに。

早速乗り込み、車中から素敵な建物を発見。

アクア色のアズレージョが爽やか。

まず連れて行ってもらったのは、セニョーラ・ド・モンテ展望台 (Miradouro da Senhora do Monte)

ここにも観光客は多かったですが、他のメジャーな展望台に比べるとそうでもないかもしれません。

サン・ヴィセンテ・デ・フォーラ教会 (Igreja de São Vicente de Fora) です。

フリマのような店が出ています。


教会脇にある中庭 (?) のようなところに、たくさん花が咲いていて美しいです。

ポルタス ・ド・ソル展望台 Miradouro das Portas do Sol に来ました。

7つの丘があるので、展望台もたくさんあるんです。ここはテージョ川が近いです。

運転手のパウロさんは、トゥクトゥクに乗っている間も、降りているときもずーっと観光案内をしてくれました。英語・イタリア語・スペイン語・フランス語で案内できるそうです。もちろん、その中だったら英語ですけれどね。


アパートに戻り、しばらくお休みー。『レパード』の上巻を読了。しまった、下巻を持ってきていなかった。どうしても読みたい。Amazonでダウンロードしようとしたんですが、Kindle化されていなかった。ガーン。それで他の本を探して、カレン ディオンヌの『沼の王の娘』をダウンロード。読み進めていくと、なかなか、エンタメ性が高い!これは映像化するといいんでは?


7:30 pm 夕飯はレストラン バイロ ドア ヴィ レス (Taberna Bairro do Avillez) に出かけます。レストランにタベルナ、パティオ、ベコのコーナーがある2つ星ジェフのレストランです。

予約客が多かったようです。


予約していないといったら、タベルナのほうに案内されました。居酒屋メニューなので、1皿が小さめでちょうどいいです。

帰りに美味しそうな店があったので、甘いものと朝食用のパンを購入。アルコア (Alcoa) という店です。

調べてみたら、毎年国内のお菓子コンクールで数々の賞を受賞するようなお店なんですって。


夜に食べました。2人分です。あまーいです。ナタが美味しかったです。

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2019/09/07 ポルトガル旅行記:リスボン③ 朝の散歩 グラサ展望台

5:30 am 時差ボケで朝早く目が覚めました。娘とは別部屋なので、ゴソゴソ動いても大丈夫。しばらくはコーヒーを飲んだり本を読んだりしていたんですが、急に思い立ち、一人で散歩に行くことにしました。グラサ展望台 (Miradouro da graça) までは徒歩15分くらい。娘はまだまだ起きないと思うも、念のためリビングのテーブルの上に散歩に行く旨のメモを残しました。

7:10 am スマホとポケットWiFiを持ち、出発します。もう少し早く出かけていたら、日の出が見れたのに。それにしても風が涼しくて気持ちがいい。

Google の行先案内に従い、モウラリア地区 (Mouraria) のほうに行ってみます。このエリアは他国から移り住んできた人が多く暮らしている場所として知られています。ファドの発祥地とも言われているんですね。以前は治安が悪かったそうですが、最近は整備され観光客でも入りやすいエリアになったらしい。


アパートからほど近い階段。上るのは辛いけれど、小さな路地と同じくらい階段が好きになりました。この落書き、すごくないですか?


セーターを着た木。カラフルな古い家に囲まれた小さな広場で、中央に噴水があります。


だいぶ、上の方に上ってきました。


展望台に行く途中で撮った写真。誰もいない朝は本当に気持ちがいい。


綺麗な青い建物が目を引きます。小径も階段も建物も絵になります。写真を撮ってばかりでなかなか進みません。

7:35 am グラサ展望台に着きました。日中はカフェが出て、人がたくさんいるこの場所も、朝は1組のカップルだけ。もちろん、頼まれて写真を撮ってあげました。


展望台から左側を見たときの眺め。左の奥のほうにテージョ川 (Tejo) と4月25日橋 (Ponte 25 de Abril) が見えます。写真には写ってませんが、もっと左にスパンするとサン・ジョルジェ城 (Castelo de S. Jorge) があります。


展望台から見た右側はこちら。


カルサーダ・ダ・グラッサ (Calçada da Graça) という通り。坂道が続き、その先にはテージョ川が見えます。車がずらりと駐車されていますが、確かにこんな坂道なら車を使いたくなりますねー。

娘はまだ寝ているに違いない。Google Mapなしで気の向くままに歩いてみます。

狭い階段、ピンクの建物が可愛らしい。


落ち着いた雰囲気のアズレージョ。好きです。


写真を撮っている背中の下の方にセルカ・ダ・グラッサ庭園があります。この交差点の脇の方にベンチがあり、ここからの眺望も素晴らしいです。三脚を立てて、本格的に写真を撮っている人もいました。

そろそろアパートに戻り、朝食としましょう。

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2019/09/06 ポルトガル旅行記:リスボン② アパートへ

預けていた荷物を取りにホテルに戻り、タクシーを呼んでもらいます。タクシーが来る前に WhatsApp でアパートの管理会社に到着時間を連絡するも、既読がつきません。それでタクシーの中から、電話をかけました。

4 pm アパートの前で待っていると、金髪を束ねた若者が鍵を手に持って到着。「よろしくー」と握手を交わし、部屋に入れてもらいます。彼は近所に住んでいて、会社から派遣されているとのこと。各部屋を案内してもらった後、洗濯機の使い方などを教えてもらいます。念のため自分でも鍵を開けられるか、彼についてもらいテスト(えぇ、心配性なんです)しました。そして、イケメン好青年の彼は「もしわからないことがあったらいつでも電話してね」と言い残し、帰って行きました。

Downtown Design Apartments | RentExperience
アパートはフィゲイラ広場のすぐそばで、どこへ行くのも便利なロケーションです。


全体で100m2 あり、寝室と専用バスルームは2つずつ、とても広いです。どの部屋もエアコン付き。

リビングが通りに面しており、日中は明るいです。寝室は通りとは反対側なので、夜はとても静か。


キッチンのアズレージョ柄が可愛いでしょう?家電は新しく、必要なものはほぼ揃っています。けれども自炊はしないので、使うのはポットくらい?娘は湯をわかし、インスタント味噌汁をコーヒーカップで飲んでいました。


1つ目の寝室、ダブルベッドで、エンスイートタイプ。


2つ目の寝室、シングルベッドが2つです。こちらの部屋を娘が使いました。

Booking.comのサイトには、現金でデポジットを支払うと書いてあったので用意していきましたが、要求されませんでした。もっと上のクラスのみだったのか?よくわかりませんが、チェックアウトも鍵をテーブルに置いて、そのままドアを閉めてくれればOKということで、ちょっと拍子抜け。まぁ、楽ちんだったので良かったです。


7:20 pm 少ししてから、近所で夕食を取れそうなところを検索し、徒歩数分で行けるレストラン Granja Velha へ。


ここで、サラダとシーフードリゾットを食べました。疲れた身体に優しい夜ご飯です。昼は地元の人で混むそうですが、夜は時間が早いこともあり空いていました。日本語メニューもあります。

レストランのある路地と平行する別の場所では、テラス席がたくさん出ていて賑わっていました。


8:10 pm 明日の朝食を買いにスーパーに行くことにします。途中、アパートからすぐそばにある階段で、1組の男女がダンスを踊っていました。これが結構本格的なダンスなのです。

聖クリストファーの階段 (Escadinhas de São Cristovão)

左端に写っているアパートの窓から、おばさんがダンスを眺めているのが分かりますか。


モウラリアに住んでいた友人グループによって作成されたという壁画には、複数のアーティストによってファド歌手やミュージシャンが描かれています。


アパートから歩いて5分くらいのところにある、ポルトガル最大手のスーパー、ピンゴ・ドーセ (Pingo Doce)

何でもあります。海外のスーパーはどこも楽しい。


インスタントコーヒー、牛乳、オレンジジュース、キゥイのヨーグルトドリンク、チョコクロワッサン、そしてニベアサンクリームも買ってトータルで 14.5€(¥1,595)。

アパートに帰り、しばらくリビングでテレビを見たりした後は、それぞれの部屋で休みます。

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2019/09/06 ポルトガル旅行記:リスボン① フリーポート・ファッション・アウトレットへ

8:30 am レストランへ降りていきます。まだあまり人がいません。


今回の旅行初の朝食です。種類豊富で、リスボンの名物菓子ナタ(エッグタルト)もありました。まだ温かく、まわりがサクサクで美味しい。

今日からバイシャ地区にあるアパートに2泊するのですが、チェックイン時間が15時以降なので、それまでホテルに荷物を預かってもらい近所を散策します。
オリエンテ駅はリスボン万博が開かれた1998年に合わせて開業したそうです。今やリスボン市民や旅行客にターミナル駅として使われています。


オリエンテ駅からバスで行けるアウトレットモール、フリーポート・ファッション・アウトレットがあると知り、行ってみることにしました。ハイブラントはないのですが、規模は大きいという。気に入っている靴ブランド、カンペール (Camper)とエコー ECCOが目当てです。

行きのバスはちょうどいい時間がなかったのでタクシーで行ってしまいます。テージョ川河口部に架けられた斜張橋ヴァスコ・ダ・ガマ(Ponte Vasco da Gama)を渡るんですが、眺めが素晴らしく、気持ちいいです。
車窓から撮った写真です。

10 am アウトレットに着いて、写真を撮るために門から少し移動すると、それを見ていたタクシーの運転手が、私たちに何度も手で「おいでおいで」をするので、近くに寄ると「そっちじゃないよ、正面にある門を入って、まっすぐ行くとメインストリートだよ」と教えてくれました。私たちが迷っていると思い声をかけてくださったようです。タクシーが去るのを待ってから、改めて写真を撮りました (*^_^*)

Freeport Lisboa Fashion Outlet
広々としていますが、まだオープンしたばかりなので、ちょっと閑散としています。

全商品セール価格で売っていたコスメの店で、娘が化粧品を、私は気になっていた香水を購入し、その後カンペールに向かいます。

こんな風に道沿いに店舗が並んでいます。お天気で良かった。



サイズごとに陳列してあります。まぁまぁの品揃えではないでしょうか。


私が買った靴(写真左)が72.36€(¥8,784 )、娘(右)のは31.71€(¥3,849 )。日本のカンペールサイトでは、左の靴が ¥24,840 となっているので、だいぶお買い得でしょう?
※為替レート¥121.4

免税(税金の一部)がアウトレット内にあるサービスセンターで受けられます。その場でキャッシュバックしてくれます。靴の分だけで、14(refund)ー1.75(手数料)=12.25€ を受け取りました。詳細はサイトで確認してみてください。

もっと買ってくればよかったかなとも思うのですが、このあとに行く予定の ECCO でも靴を買うつもりだったのです。けれども、ECCO はマップに書いてある場所になく、インフォメーションで聞くと、現在改装中だという。なんてこと!

帰りはバス 431 を利用しました。バス代は3.5€/1人、運転手に直接支払います。本数は1時間に一本くらいでしょうか。


1:40 pm まだ時間があるので、オリエンテ駅前にあるヴァスコダガマ・ショッピングセンターにも寄ってみました。ここのフードコートでランチを取り一息つきます。


ショッピングセンターは吹き抜けになっていて、店内は明るく開放的な雰囲気。地元の人や観光客で賑わっていました。


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