23:05発のフィンエアーに搭乗するため、仕事を終えてから成田に向かいます。空港では1万円分だけスイスフランに両替しました。1CHF=170円でした。はぁー恐ろしい!
夜便なので、少しは空いているかと思ったら、エコノミークラスは満席にみえました。搭乗して、しばらくすると1回目の食事です。以前は違いましたが、機内の食事は1種類のみで選択はなし、容器は紙のボックスになっていました。
奥が豆腐のサラダ、手前がハンバーグです。とても美味しかったです。わたしにはちょうど良い量ですが、もっと食べたいと思う人が多いかもしれません。
夜便でしたが、あまり眠れなかったです。久しぶりの長距離便、ネックピローは必須アイテムかもしれませんね。ヘルシンキには6時前に到着、予定より早いです。
次の便まで2時間あるので、カフェでも入ろうかと思ったのですが、パスポートコントロールに行列ができていました。早朝で入国審査官が少なかったからか、まぁまぁ時間がかかりました。
乗り換えをしてヘルシンキからチューリッヒまでは3時間弱です。チューリッヒ空港には予定より早めの9時半頃到着しました。天気を調べてみると、今日から2・3日は雨模様となっていました。雨だったら、そのままホテルへ、晴れていたらリギ山に寄ってみるつもりでした。
空港の鉄道駅まで移動している途中、フードコートにマクドナルドを見つけました。最後の食事から5時間以上が経過していることもあり、簡単に腹ごしらえをすることにしました。同行している若者は空腹で倒れそうだったので。
写真の奥手にみえるフードコートに入ります。
左はわたしのチーズバーガー、右奥は四角いパンズのハンバーガーです。日本で食べるそれとほぼ同じと印象です。
ここから、チューリッヒ中央駅まで行き、乗り換えをしてアルト ゴルダウ駅(Arth-Goldau)まで行きます。雨が降っていないようなので、「山の女王」と呼ばれるリギ山(標高約1,797m)まで行ってみることにします。
スイスで初の電車。せっかくなので、2階席に乗りました。嬉しくてテンション上がりましたー!
アルト ゴルダウ駅に到着。写真は進行方向に対して後ろ側を見て撮ったところ。見づらいですが、奥の方に「ARTH-RIGI-BAHN」と書いてある建物があり、その左手に青い車両が見えますか。その登山電車に乗ります。
改札はありませんので、そのままホームを後ろ方面に歩いて行くことで、登山鉄道の駅にたどり着けます。電車の乗り場は2階です。エレベータで上がり、目の前にある売店の店員さんから直接切符を買います。わたしたちは、帰りは別ルートで帰るため、1日パスを購入しました。
下のマップの青の点線が行きのルート、赤の点線が帰りのルートです。
Rigi - Königin der Berge | Rigi
SBBの駅から見えていた青い電車です。
登山電車の乗り場からSBBの駅を見下ろしたところ。
アルト ゴルダウ駅から終点のリギ・クルムまでは約45分。車窓から景色を眺めていたらあっという間でした。
かなり涼しいです。写真をとったり、駅付近をまわったりします。
リギ・クルム駅の様子。右上に小さく写っているオープンテラスまで行くつもりでしたが・・ちょうど帰りの電車が停車していおり、次の電車は2時間後?ということで、このままこの電車に乗ることにしました。行きは青い電車、帰りは赤い電車と思っていのたですが、あれ?新しい電車でしょうか。
途中、向かいから同じ型の電車が来ました。下記URLの記事によると、昨年から導入された新車両のようです。デザインが洗練されて周りの景色と調和しているようにみえます。技術的にもいろいろ改良されているのでしょうね。
New EMUs Started Service At Rigi-Bahnen | Railvolution
雲が多いですが、ハイキングしている人も多かったです。奥のほうでは4人組がハイキングしていますねー。
フィッツナウ(Vitznau)までは約30分。駅前にはルツェルン(Luzern)に行くフェリー乗り場があります。
リギ1日券にはフェリーの代金は含まれていないので、切符を買おうとしたところ、駅の上に大きく「オンラインで購入して」を書いてありまして、SBBのアプリで購入しようとするも、カード認証で白い画面になり、そのままの状態になってしまいます。
そうこうしているうちに、船がすぐにやってきました。電車と連動したタイムテーブルになっているのでしょうか。とりあえずそのまま乗り込んでしまいます。-どうぞ、安心してください。船の中にも切符売り場の窓口があり、そこで切符を購入することができました。
船にはレストランがありましたが、一等席のみが入れるようでしたので、わたしたちは側面のデッキに座って外を見ていました。風が冷たく凍えましたが、景色は素晴らしいものでした。
船はウェッジス(Weggis)など、いくつかの港に寄り、およそ50分でルツェルンに到着しました。
乗船するときはバタバタだったので降りてから撮った船の写真です。これに乗ってきました。
今、サイトを見て気づいたのですが、片道のフェリー(ルツェルンとフィッツナウの間)付きの1日券が売っていました。これを購入しておくとスムーズかもしれません。
RIGI TAGESKARTE INKL. SCHIFFFAHRT (EINFACH)
ルツェルンは湖と山に囲まれた美しい街なので、観光客が多そうです。
向こうに見える近代的な建物はルツェルン駅です。
雲が多いせいか、かなり涼しく過ごしやすいです。わたしはセーターを着ていました。
今日泊まるのはコンチネンタル パークホテル(Continental Park)。駅から徒歩数分のところにあります。
→ 4 Sterne Hotel | Continental Park - Hotel Luzern
時差ボケで変な時間に起きてもいいように、シングル×2を予約しました。窓からは公園が見えます。
少し休んでから、予約したレストラン、ブルガーシュトゥーベ(Burgerstube)に向かいます。ここはルツェルンで最も古いと言われている老舗のスイス料理レストランだそうです。ヴィルデン・マン・ホテル(Hotel Wilden Mann)内にあります。
わたしたちの横には大きな犬が大人しく床に寝そべっていました。どこのレストランでも犬を連れて来店している人がいました。
https://www.wilden-mann.ch/en/restaurant
息子は牛フィレ肉のグリル、わたしはルツェルンの郷土料理、ルツェルナー・クーゲリ・パシュテーテ(Luzerner Chügelipastete)という子牛のクリーム煮をパイで包んで焼いたものを注文しました。
最初メニューで見つけられなかったのですが、メインコースのページではなく、最後のページ「Our Favourite」の中にありました。
サクサクのパイにナイフを入れると、熱々のクリームソースが出てきて、パイといっしょに食べると美味しいです。結構ボリュームがありますが、今回の旅行は、わたしが食べきれなくても、全部食べてくれる頼もしい人がいるので安心です。
まだ明るいので、散歩しながらホテルに戻ります。
ルツェルンという街を調べると最初に出てくるのが、この写真のカペル橋です。屋根付き、木造の橋です。ロイス川に架かる橋で、長さは約200mもあるのだそうです。
橋を渡ってみます。
橋の上から撮った写真です。川沿いにレストランのテラス席がずらっと並んでいます。
ホテルに戻ってきました。左手に青いホテルの看板が見えるでしょうか。
20時でこの明るさ、1日が長いです。日本を発ってから初のホテルなので、今日はゆっくり休むことにします。
次の日、朝食はホテル内でいただきました。レストランは広々としていました。
めずらしく、おかわりしました。パンも料理も種類が豊富でいろいろ食べてみたくなります。
今日はピラトゥス山に行く予定ですが、その前に街をグルっと観光するため、ホテルに荷物を預かってもらいます。
ライオン記念碑を見に行く途中にあった立派な教会です。この日は日曜日、中では礼拝が行われているようでした。ここは少し高台にあるので、後ろを振り返ると下の写真のようになっています。
少し歩くとお目当ての場所に着きました。砂岩の崖に刻まれた「瀕死のライオン」「嘆きのライオン」として知られている像です。たくさんの観光客が写真を撮っていました。
1792年8月10日、フランス革命でスイス兵部隊がチュイルリー宮殿でルイ16世一家を守って亡くなった700人以上のスイス兵の果敢な英雄的行為を称えて、1821年に断崖にこの慰霊碑を刻んだそうです。確かに悲しそうな顔が印象的です。
ここから、ムーゼック城壁まで歩きます。住宅地の中、坂を上って行きますが、涼しいですし、家を見るのも楽しいので、苦にはなりません。途中、可愛いネコにも会えました。
1400年に街を守るために囲むように建てられ、スイスに現存する中では最長だとされる城壁で、塔の上に上ることもできます。
城壁の上にある通路を歩いてみます。
通路の端まで来ると降りる階段があり、そこから川のほうに下っていくことができます。
シュプロイヤー橋が見えます。ここはカペル橋から400m程上流に位置します。このまま進み、川沿いのレストランでランチすることにします。
わたしは朝食をたくさん食べたこともあり、あまり腹が空いていなかったのでサラダを、同行者はパスタを注文しました。いつでももりもり食べれるのが素晴らしい!
少々天気が悪そうですが、このあとはピラトゥス山に行く予定です。どうせなら、ロープウェイで行き、帰りに登山列車に乗ろうと決めたのですが、これが間違いでした。