misasa104の旅行記

旅行の日記・備忘録です。最近は国内旅行が多くなりました。

2023.08 スイス旅行:③ピラトゥス山の山岳ホテルピラトゥス クルム宿泊

出典:ホテル ピラトゥス クルム(ルツェルン)– Booking.com

スイスに行ったらどこか山岳ホテルに泊まりたいと思っていました。そこで、ピラトゥス山(標高2,132m)の歴史あるホテル、ピラトゥス クルム(Hotel Pilatus-Kulm)に予約を入れました。上の左手に写っている白いホテルです。

 

行きはロープウェイで行き(マップの右側のルート)、帰りは登山鉄道で下りてくる予定です。昨晩、乗車切符を購入しておきました。カードの相性が悪いのかマホのSBBアプリ、スマホのWebともに認証エラーになるので、PCのWebサイトから買いました。

山頂のライブビデオを見たら、周りが真っ白になっており天気が悪そうだったため、ハイキングはあきらめ、午後にゆっくり行くことにしました。

まずは、ルツェルンからロープウェイ乗り場までバスで向かいます。

バスを降りたところです。道路を渡り少し歩いたところにロープウェイ乗り場があります。

ピラトゥス山はむかしドラゴンが住んでいたという言い伝えがあるため、今ではアイコンとして使われています。

ゴンドラは4人乗りで、2人で乗ってちょうど良い感じです。

どんどん小さくなる街、眼下に広がる牧歌的な景色を楽しんでいました。ところが標高が高くなるにつれて、「ゴォー」というすごい音がして風が強くなってきました。見下ろすと、木々が倒れんばかりに傾いているではないですか。ゴンドラも左右に揺れます。

ようやくドラゴンライドへの乗り継ぎ地点フレックミュンテック(Fräkmuntegg)に到着したと思ったら、係員から驚愕の言葉が告げられます。「ここから上はクローズしています」と。「ここ」とは、あと4分で頂上に行ける地点です。

ガーン!!

ピラトゥス・クルムに宿泊する予定だと伝えました。係員もわたしも笑うしかなく。

ロープウェイに乗り込む時点で知らせしてほしかったと思いましたが、もしかしたら、強風になりはじめて、ついさっき停止したばかりなのかも、と考え直して、気持ちを切り替えることに。

そのまま引き返し、ゴンドラの中から、ホテルに連絡(息子が)したところ、「登山鉄道に乗って来てね、最終が17時30分なので気をつけて」と言われました。

何度も書いていますが、スマホだとカード認証で失敗するため、リュックからPCを取り出し、ルートを検索し切符を購入します。切符はスマホのアプリに連携されるので、車内検札時はアプリ上のQRコードを見せるようにしていました。

ロープウェイを降りたところにいた係員に「ホテルに行く人?気落ちしないでね!バス停はあっちだよー」と声をかけてもらいました。情報連携されているのね、、お礼を言ってバス停に向かいます。

バスは時間通りに到着、順調に列車に乗り継ぎできて一安心です。車窓の眺めを楽しむ余裕も出てきました。

アルプナッハシュタート(Alpnachstad)に到着しました。駅からすぐのところに存在感のあるもう一つの駅があります。

傾斜度最大48%(480パーミル)という世界一急勾配となる歯車登山鉄道の駅です。これに乗って、一気に頂上まで行きます。

降りてきた人がまぁまぁいて、今日頂上に行っている人もいるんだな、と少し安心しました。

いよいよ乗車します。赤い車両が可愛いです。階段を上がっていると、車掌さんが1番前が空いているよとおっしゃる。それでは特等席に座らせていただきます。

この傾斜をみて!ワクワクしますねー。

こんなゴツゴツした山の間を上っていきます。約30分で到着です。

ドラゴンがお出迎え、カッコイイ!

ホテルの受付に行くと、「待っていました」と笑顔で出迎えてくれました。チェックインし、日の入りと日の出時間を書いた紙をもらいました。運がよいと、素晴らしい景色が見れるらしい。

ホテルのロビー。左奥のドア向こうがレストラン。右のドアを出ると

こんな感じです。視界が悪く、誰もいません・・!気温は0度くらい?

Pilatus Kulm Hotels | Pilatus Kulm Hotels - auf 2132 Meter über Meer

部屋は最上階の角部屋です。広々していて落ち着いた雰囲気です。寒いので、すぐに暖房を入れました。

夕食時間まで一休みし、18時半になったところでレストランに行きます。コース・メニューのみで、飲み物は各自注文し、料理はいくつかの候補からから選びます。

2つのホテル宿泊客がここで夕食をとることになっています。座席には名前が書いてあり、わたしたちは、窓際の席でした。天気が良ければ素晴らしい景色が見れるのでしょうね。

四角いのは2つとも豆腐です。高野豆腐のような感じでした。豆腐の代わりにサーモンが使われている料理も選べます。

トマトとマンゴーのカプチーノ。このスープを飲んだら、お腹がいっぱいになってしまいました。

左がパーチ(魚)のバター焼き、右が仔牛肉とエビ。この2つと、ベジタリアン用メニューの3択です。わたしは魚を一切れいただき、あとは全部息子に食べてもらいました。

デザートのチョコタルトです。チーズも選べました。

 

翌朝、日の出時間(6:15)に合わせて、外に出てみました。

雪が少し積もっていました。これでは日の出は無理ね、ということで部屋に戻ります。凍えるほどの寒さです。

朝食は夕食をとったレストランと同じで、バイキング形式です。

通路で演奏がはじまりました。

写真の左に扉があるでしょう?そこから外に出ることができます。「ドラゴンの道」というお散歩コースのようなものです。

山を削って作ったような道が続きます。

このとき、束の間、視界が開け、山裾の景色が見れるようになりました。ひぁー美しい。ようやく見れたので、感動も一入です。

小さな教会も見えます。

先に進むと上にいける階段があるのですが、、怖くて断念。

昨日、乗れなかったドラゴンライド。今日は運行しているようです。

売店でビールを買って、のんびり。天気があまりよろしくないにもかかわらず、たくさんの人が訪れていました。

登山鉄道で帰ります。

遊園地のアトラクションみたいです。

左下に人が二人いるのがわかりますか?ここからどこまで登るのかしら。

わたしたちを乗せてきた登山列車は、また別のお客さんを乗せて、上って行きました。ピラトゥス鉄道の運行期間は 5月中旬〜11月中旬だそうです。

 

このあとは宿泊するウェンゲン(Wengen) に向かいます。途中駅のラウターブルンネン(Lauterbrunnen)で下車して滝を見るつもりです。

 

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