misasa104の旅行記

旅行の日記・備忘録です。最近は国内旅行が多くなりました。

2022/12 ひとり旅 広島・松山・別府:④別府、鉄輪温泉・明礬温泉そして高崎山へ

大街道から路面電車に乗ってJR松山駅前まで来た。降りると目の前が駅舎である。松山から八幡浜駅まで、乗車券・特急券・指定席券を購入し、8:10 松山⇒8:58 八幡浜まで行く。

アンパンマン車両だった。これはラッキー(なんですよね?)。

JR八幡浜駅から、八幡浜港まではタクシーを利用。フェリーターミナルは、とてもキレイに整備されていた。10:15 八幡浜港⇒13:05 別府観光港と、3時間弱の船旅が楽しみ。

わたしは2等室なので、1階と2階の自由席から席を選ぶ。区切られた升席やソファ席、列車のような座席もある。わたしは写真の2人がけの座席に座ったのだけれど、この区画にはわたし一人だけ。

ここでお弁当を食べたり、本を読んだりしてしていたら、もう別府が見えるところまで来ているではないか。

甲板に出てみたが、風もあり、なんだか怖くなり数分もいられなかった。

別府観光港からはタクシーで、家族風呂が20もある桜湯まで行ってもらう。

別府桜湯(公式ページ)|別府温泉 立ち寄り湯 桜湯

一人なので、小さめでもいいのでは?とお勧めされた「14.暁桜」に入る。小さめとはいえ、かなり大きい。浴槽は空で、受付でもらったコインを入れると、お湯が勢いよく出てくるという仕組みになっている。誰もが一番風呂に入れるということらしい。

無色透明で、お湯は熱め。わたしは少しだけ水を入れて温度を調整した。平日は90分入れるということで、温泉に浸かりながら『キュレーターの殺人』を読む。刑事ワシントン・ポーが活躍するシリーズの三作目である。

タクシーを呼んでもらっている間、2階のカフェでコーヒーフロートを飲んでいると・・

ネコ館長が事務所から出てきて挨拶をしてくれた。すっかりテンション上がる!

タクシーでホテルまで行ってもらい、チェックインする。そのあとは温泉街を散歩してみよう。

みはらし坂から撮った鉄輪温泉街の様子。少し風があり、湯けむりが流れているけれど、別府ならでは、という感じがするでしょう?

みはらし坂から細い急な坂道を下り、少し歩いたところにあるひょうたん温泉に入ってみる。

別府の日帰り温泉なら源泉100%かけ流しの「ひょうたん温泉」へ

観光客向けで滝湯や露天風呂もあり楽しめる。風呂のあとに食事処で夕食を取るつもりが、その日は休業と言われ、中庭の休憩所でビールを飲みながら、すぐに食べられるところをググる。冷たいビールを飲んでいたら、猛烈にお腹がすいてきた。近くにある「桃太郎」で広島風お好み焼きをいただく。

ホテル「燈月」に戻ってきた。鉄輪エリアでは珍しい感じのモダンなホテルで、女性一人でも安心して泊まれる。

別府 鉄輪 灯りの宿 燈月(とうげつ)公式サイト

上の写真はチェックイン時に撮ったもの。

本日3つ目、ホテルの大浴場に入る。またもや、貸切状態だ。

夜はふかふかのベッドでぐっすり眠ることができた。

朝食会場は広く、スムーズだ。オムレツは注文してから作ってくれ、しかも席まで運んでくれる。写真は少なめだが、わたしが取らなかっただけで実際はかなり種類が多い。

チェックアウトし、荷物を預け、徒歩数分のところにある鉱泥温泉に向かう。

歴史|天然 坊主地獄【公式】

坊主地獄の入口とは別に駐車場の横のほうに「鉱泥温泉」の入口がある。

幻の温泉とも言われ、とても珍しいと聞いてやってきた。鉱泥浴槽は衛生管理を徹底するため、清掃や管理が大変とのことで、午前中のみのオープンだ。

初めてなので、入り方を教わる。5分くらい入っては休憩するのがいいらしい。それも3回くらいがいいのだそうだ。浴槽は5~6人くらいが入れるくらいの大きさで、温泉は、わたしの記憶では少し緑っぽい灰色だったと思う。温度はちょうど良い。身体に温泉がまとわりつくような感じで芯から温まる。

風呂上がりはコートなしで歩き、風が気持ち良い。ホテルに戻り、タクシーを呼んでもらい、湯けむり展望台を経由し、別府駅近くの次のホテルまで乗せてもらう。

湯けむり展望台から見た鉄輪温泉街。湿度が高ければ、まっすぐに高く湯けむりが上るのだそうだ。

タクシーの運転手さんと話しをしているうちに、ロープウェイに乗ってみようということになった。ホテルに一旦荷物を置き、ふもとの駅まで送ってもらう。

別府ロープウェイ

ひぇーコワイ!と思いつつも、素晴らしい眺望に釘付け。志高湖も見える。

ロープウェイを降りて、少しだけ徒歩で上ると鶴見岳の頂上に行くことができる。1375mですって。すごい!

別府駅に戻り、駅の観光案内所でおすすめをきく。おすすめされた通りに行ってみよう。まずは教えてもらった店で、昼食をとることにする。

昼食・ランチ|別府お食事処とよ常 こだわりの天丼をランチ・ディナーにご利用下さい

通常サイズを注文したが、この大きさ。エビが羽を広げたチョウのようになっている。衣がサクサクで生ビールにも合う。

散歩がてら、別府を代表する公衆浴場に行ってみる。素敵な外観だ。(ただ、ここら辺はソープ街らしい。地図には載っていなかったので驚いた)

竹瓦温泉|別府市

温泉の前にある竹瓦小路。ノスタルジックな雰囲気が漂う。夜に開く店が多いのでしょうか。

次は、観光案内の人の一押しだった高崎山にも行ってみた。予備知識は全くなかったのだけれども、タクシーの運転手さんによると、以前はグループがA,B,Cに分かれていたが、今はAがなくなり、BとCだけで、Bのトップはメスらしいということだけはわかった。

高崎山自然動物園

30分ごとのエサやりタイムにはものすごい数の猿が集まってくるから、その様子は圧巻だ。小さな子ザルも多くて、想像していた以上に可愛い!

写真はB群1位のヤケイ(と聞いた)。エサやりをちらっと見たら帰ろうと思っていたのに、飼育さんが解説するサル社会のさまざまなドラマが興味深く、かれこれ1時間以上は聞き入っていた。

帰りはちょうど来たバスに乗ることができた。別府はICカードが使えるから便利。駅に戻りチェックインする。

別府のホテルなら別府第一ホテルへ。別府駅より徒歩1分。

第一ホテルは駅に近く、昨年リニューアルしたという客室は清潔感があり、大画面のテレビではYouTube等の動画も見れる。ロビーのコーヒー無料も有難い。

夕食は駅ビルの中にある豊後茶屋で取ることにする。

大分名物とり天やだんご汁セットになった豊後定食をいただく。もちろん生ビールも。ホテルに戻りYouTubeを見ていたら寝てしまった。

 

さて、最終日である。飛行機は16時過ぎなので、それまでどうしようかと思ったが、タクシーの運転手さんたちが口々におすすめしていた明礬温泉に行くことにした。

10:30ごろにお目当ての温泉に着いたが開いていなかったため(現在は11時オープンなのだそうだ)、少し歩いて「地獄蒸しプリン」で有名な岡本屋で時間をつぶす。店付近はかなり強い硫黄の臭いに包まれている。

地獄蒸したまごサンドとコーヒーを注文し、窓際席でいただく。サンドウィッチは厚めに切った胡瓜と温泉で蒸した茹でたまごのコンビネーションが絶妙で素朴な味だ。

11時になったところで、湯屋えびす(貸切湯)に行く。

別府明礬温泉 えびすの湯(湯屋えびす/御宿ゑびす屋)

貸切の温泉が5つあり、予約はできないので受付順に入れる。岡本屋付近ほどの強烈さではないが硫黄の臭いがする、青みがかった白濁の湯になっていて、温度はちょうど良い。なんといっても露天なのでとても気持ちいい。

駅からは10時台のバスがなかったためタクシーで来たが、帰りはバスで帰ろうとしたところ、受付の人がわざわざ外に出てバス停の場所を教えてくれた。こんなにも近いのに・・。奥に見えるのが貸切湯の建物。駅から行った場合のバス停は建物の正面にある。

 

14時台のエアライナーバスで大分空港に行き、飛行機で東京に戻ってきた。一週間はあっという間であった。

泊まったホテルも部屋はどこも清潔そのもので、スタッフは親切だった。店に行けば、気が利くスタッフがいるし、何を食べても美味しい。改めて幸せなことだと思う。

いつもは地図を見てくれる娘がいないので、地図を見るのも時間管理するのも自分。これはボケ防止に良さそうだ。

 

①尾道②宮島③松山⇒④別府