misasa104の旅行記

旅行の日記・備忘録です。最近は国内旅行が多くなりました。

2023.08 スイス旅行:⑥ツェルマットへ移動、BBCドラマ『ナイトマネージャ』のロケ地になったホテルに泊まる

グリンデルワルド(Grindelwald)で遅めのランチを取ったあと、いよいよツェルマット(Zermatt)に向かいます。グリンデルワルドから、電車を3回乗り換えして、およそ3時間かかります。

2つ目の乗り換え駅のシュピーツ(Spiez)でカッコイイ電車が停まっていました。白い車体にビビットなグリーンの扉が映えます。シュピーツを後から調べてみたら、湖畔の美しい町だということがわかり、訪れてみたくなりました。

ティッシュ(Täsch)の辺りです。向こう岸の自転車に乗った人を撮ったつもりですが、川の存在感が大きいですねー!

ツェルマットの駅に到着しました。

駅から一歩外に出たところ。ツェルマットはガソリン車の乗り入れ禁止なので、電気自動車と馬車が停まっています。ほとんどの人は徒歩移動です。

列車が到着すると、たくさんの乗客が降りて、まずはメインストリートのバーンホフ通り(Bahnhofstrasse)へ流れていくようです。わたしたちも行ってみます。

どこのベランダにも花が飾ってあり、景観に気をつかっているのがわかります。

スイスらしいお店を見て歩くだけでも楽しくてウキウキします。ところどころに国旗や州旗が飾ってあるのもいいですね。

立派な教会もあります。

日本人橋まで来ました。このマッターフィスパ川(Matter Vispa)は上のティッシュで撮った写真の川と同じです。多くの人がここでマッターホルンの写真を撮っていました。雲が移動していくので、マッターホルンにかかる雲がとれるのではないかと待つのですが、これがなかなかとれないのです。

駅のほうに戻り、駅前のスーパーマーケットCOOPに来ました。今日はランチの時間が遅かったため、あまりお腹が空いておらず、何か買ってホテルで食べることにしました。

お惣菜はどれも美味しそう。どれを買おうか迷います。

つい関係ないところまで全部見たくなっちゃう。海外のスーパーに来たら、あっちもこっちも見たくなるのは、きっとわたしだけではないですよね。

さて、ホテルに向かいます。2泊するのはグランドホテル シェーネッグ(Chalet Hotel Schönegg)です。Google Mapの道案内では表示されませんが、以下のように行くのが楽です。ショートカットできます。

ゴルナーグラート鉄道の登山列車の線路沿いを進みます(上のマップA⇒B)。右下の赤枠がホテルです。

マップのB地点の辺り、川を渡って左方面を撮った写真です。奥に写っているホテルの方に進みます。

黒板の後ろにあるトンネルに入っていきます。トンネルの上には「SCHONEGG」と書いてあります。

急に涼しくなります。このトンネルの中を進んでいくとー

その先にエレベータがあるので、それに乗ればホテルのレセプションに到着します。

マッターホルン・ビューの部屋です。

アメニティはロクシタンで統一してありました。スイスで泊まったホテルでここは唯一バスタブがありました。それもかなり大きいです。お湯をはってゆっくり浸かり、疲れを癒しました。

ベランダが広く、2つの椅子が置いてあります。この椅子に座っては、景色を楽しんでいました。日が当たると暖かく、とても居心地が良いです。

ベランダからは見える景色の先にはマッターホルンが見えます。左側に写っているのは2Fにあるホテルの屋外バーです。ホテルに泊まらなくてもこのバーにくれば素晴らしい景色を見ることができます。

スーパーで買ったお寿司と海老のアヒージョ、それからツェルマット・ビールです。ビールは飲みやすく、もっと買ってくれば良かった。

日本のスーパーで買うお寿司と変わらないです。想像以上に美味しかったです。

21時過ぎくらいになって、建物に灯りが付き始めました。このときはマッターホルンに雲はかかっておらず、喜んで写真を撮りました。

景色が素晴らしくて、寝るのがもったいないくらいなのですが、いつの間にか寝てしまっていました。

日の出の少し前には朝焼けのマッターホルンが見れます。1日目には見れなかったのですが、2日目に見ることができました。上の写真はそのときのものです。赤い部分が徐々に下に広がってゆくのをずっと見守っていました。

さて、このホテルを選んだ理由は、景観が素晴らしいということもあるのですが、一番は、2016年に観た英ドラマ「ナイト・マネージャ」のロケに使われていたからです。

ドラマの詳細は当時、以下に書いています。
海外ドラマ Amazonビデオ 『ナイト・マネジャー』 - misasa104の海外ドラマ日記

YouTubeThe Night Manager: Trailer - BBC One - YouTube

www.youtube.com

Amazon Primeで観ることができます。
ナイト・マネージャー(字幕)

ドラマの2話目で、パイン(トム・ヒドルストン)が初めて、オリヴィア・コールマン演じるイギリス諜報員アンジェラ・バーと会ったレストランがまさしく、このホテルのレストランだったのです。

BBC One - The Night Manager, Series 1 (上写真のソース:SBB)

まさか来れるとは思っていなかったので、もう嬉しくて。朝食の開始時刻ピッタリにレストランに行き、写真を撮らせていただきました。窓からはテレビで見たままの景色が広がっていました。もうテンションが上がりましたー!

朝食のバイキングは種類が豊富で、野菜やフルーツが瓶に入っているなど、おしゃれでした。

レストランからもマッターホルンが良く見えます。

朝食のあとは、登山電車に乗ってゴルナーグラート展望台に行きます。

 

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2023.08 スイス旅行:⑤ユングフラウヨッホ展望台へ

混まないうちに少し早めに出かけます。

クライネシャイデック(Kleine Scheidegg)行きの列車です。8:14頃です。

ガラガラではないですが、空いています。

クライネシャイデックに到着。ここで、切符をスキャンして、上記のような柵の中に入るのですが、ここで、緑の看板があるレーンと黄色の看板のレーンに分かれます。予約客と一般客のようです。わたしたちはSBBのサイトで乗車券を購入したので、黄色のレーン(写真手前)です。

少ししてから列車が到着し、先に緑のレーンの人が優先して乗り込み、そのあと、黄色レーンの人が乗車します。黄色レーンは進行方向に対し後方の車両になるようです。

進行方向右側に座るとユングフラウヨッホを眺めることができます。アイガーグレッチャー駅(Eigergletscher)で、ロープウェイ「アイガー・エクスプレス」で上ってきた人たちがたくさん乗り込んできました。このあと、トンネルの中に入って行きます。

アイスメーア駅では5分間停車すると放送が入りました。乗客は一斉に電車から降りて、景色が見れる窓のほうに向かいます。

窓からの絶景。みんな思い思いに写真を撮ったあとは、乗り遅れないようにさっと電車に戻ります。

ヨーロッパで最も標高の高い鉄道駅であるユングフラウヨッホ駅に到着です。

こんなトンネルを通って行きます。テーマパークのような感じです。

エレベータに乗って、スフィンクス展望台(3,571m)に行きます。ユングフラウヨッホのページの写真を見ると、山の上に造られているのがわかります。

出典:Jungfraujoch – Top of Europe | jungfrau.ch

テラスの様子です。みなさん、ちゃんと防寒していますね。なんと息子は短パンです。

上の写真で、小さくポツポツと見えるのは人です。ここからハイキングする人も多いようです。

テラスを出ると、次は氷の彫刻が続くコースがあります。

一年中、雪の上を歩くことができるプラトー

少し坂を上っていくとー

開けた場所があります。この写真の右手のほうでは大きなスイス国旗と記念写真をするための行列ができていました。

見慣れたポストがありました。電車で下りアイガーグレッチャー駅まで行き、そこからハイキングをする予定です。

ちょうど上ってきた電車が来ました。これに乗車し、今度は下って行きます。

アイガーグレッチャー駅に到着し、外に出たところです。

線路の横を下り、ハイキングのスタートです。

一面、高山植物の花が咲いています。

少し先を見ると、牛が放牧されています。

ずーっと先を見ると湖が見えます。そこを目指して、ハイキングロードを歩いていきます。少し寒いくらいで、歩くのにちょうどいいです。

近くで見ると迫力があります。

ハイキングコースに少しずつ人が増えてきました。

ユングフラウ鉄道が通るたびに足を止めて、写真を撮りたくなります。

遠くから見えていた ファルボーデン湖。冬のスキーシーズンに人造雪をつくるために設置された貯水湖なんだそうです。

ラウターブルンネンとクライネ・シャイデック間を走るヴェンゲルンアルプ鉄道(WAB)も見えます。黄色と緑なので、背景に溶け込んでいます。

クライネ・シャイデック駅が見えてきました。

ちょうど停まっていたグリンデルワルドに行く列車に乗り込みます。

空いています。

グリンデルワルド駅(Grindelwald)に到着し、昼食をとることにします。ここでも後ろに見える山が素晴らしいです。

駅から数分のところにあるホテル セントラル ヴォルターの前を通ったとき、テラスの食事が美味しそうだったので、そこに入ることにしました。

Menükarte Grindelwald Hotel Wolter 3 Sterne

黒いバンズのハンバーガーが美味しかったです。

グリンデルワルドを少しだけ散策し、この後はツェルマットに向かいます。

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2023.08 スイス旅行:④小さな谷の村ラウターブルンネンへ

ピラトゥス山から下りてきて、今日はヴェンゲン(Wengen)に向かいます。途中、乗り継ぎの駅ラウターブルンネン(Lauterbrunnen)で下車し、有名な滝を見に行こうと思います。

⇒ここでランチを取りました。

アルプナッハシュタットから最初の乗り継ぎ駅ザルネン(Sarnen)で、ランチをとることにしました。駅の近くのAiolaというイタリアンでピザとパスタを食べました。人気のお店のようです。

AIOLA - Sarnen

 

ザルネン駅の様子です。

写真を見ると、後ろの山はまるでイラストで描き足したみたい。

少しだけ遅れて電車がやってきました。慌てて駅に来たのですが、ちょうど良かったです。

インターラーケン東駅(Interlaken Ost)までの車窓はずーっと素晴らしいです。ザルナー湖(Sarnersee)です。穏やかな湖のほとりにベンチが見えます。

少し進むと、今度はエメラルドグリーンの湖水が美しいルンゲルン湖(Lungerersee)が見えてきます。写真よりも実際に見たほうが鮮やかな色をしていた印象です。

こちらはターコイズブルーが美しいブリエンツ湖(Brienzersee)。上の2つより大きいです。ここを過ぎるとすぐにインターラーケン東駅です。ここで、乗り換えをします。

インターラーケンから20分で、ラウターブルンネン(Lauterbrunnen)に到着します。

駅から出たところで、もう滝が見えています。この坂を上がって行きます。

ラウターブルンネンは氷河の浸食で形成されたU字谷の底に位置する小さな村です。

滝のほうに進みます。多くの観光客が同じ方向に進んでいます。

シュタウプバッハの滝(Staubbachfall)。谷をはさんでいる垂直にきりたった岩山の上から、約300mの高さをまっすぐに流れ落ちています。流れが崖の麓に達するまでには、霧としてほとんどなくなってしまうとか。

写真の右側のほうにある道を上っていくと滝の裏側まで行けるそうです。

 

遠くにみえるアルプスの山々が存在感を放ちます。

アイスブルーの色をした川がそばに流れています。

絵本のセカイのよう。感動しきりです。

グルっと回って、そろそろ帰ります。

ホテルのあるヴェンゲンに向かいます。ここから1駅です。

ウェンゲンは名峰ユングフラウの麓でラウターブルンネン谷を見下ろす山の台地にある村です。

ヴェンゲン駅で降りる人が多いのにびっくり。この時間(18:15)なので、みなさん、ここに宿泊されるのでしょうか。

今日わたしたちが泊まる ホテル ヴィクトリア ラウバーホーンは駅から数分のところにあります。

Ihr Aktivhotel in Wengen | Arenas Resort V. Lauberhorn

シングルの部屋です。息子と同じタイプの部屋ですが、彼の部屋のほうが机が大きく、窓際にありました。少しずつデザインを変えているんですね。プールやサウナもあります。

窓から見える風景。

ランチを遅めに食べたからか、あまりお腹が空いていないため、COOPというスーパーで何か買ってきて食べようかと出かけたのですが、18:30で閉店していました。

そこでビールが飲めて軽食がとれそうな店を探し、行ってみることに。

クリスタルバー(Crystal Bar)というお店。奥の方では常連さんたち?がすでに飲んでおられました。その一人が陽気に「どうぞ、中に入って」とおっしゃる。もしかして、飲んでいるけれど、店員さん?

息子に注文させて、わたしは待つだけー!ビールとホット・サンドウィッチをいただきました。そのあと、少し散歩してホテルに戻ります。

20時くらいです。

 

翌朝は、7時に朝食会場に行きます。

小さいと思ってパンを2つとったら、とんでもなくお腹がいっぱいに。

今日はこのあと、ユングフラウヨッホ展望台に行きます。

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2023.08 スイス旅行:③ピラトゥス山の山岳ホテルピラトゥス クルム宿泊

出典:ホテル ピラトゥス クルム(ルツェルン)– Booking.com

スイスに行ったらどこか山岳ホテルに泊まりたいと思っていました。そこで、ピラトゥス山(標高2,132m)の歴史あるホテル、ピラトゥス クルム(Hotel Pilatus-Kulm)に予約を入れました。上の左手に写っている白いホテルです。

 

行きはロープウェイで行き(マップの右側のルート)、帰りは登山鉄道で下りてくる予定です。昨晩、乗車切符を購入しておきました。カードの相性が悪いのかマホのSBBアプリ、スマホのWebともに認証エラーになるので、PCのWebサイトから買いました。

山頂のライブビデオを見たら、周りが真っ白になっており天気が悪そうだったため、ハイキングはあきらめ、午後にゆっくり行くことにしました。

まずは、ルツェルンからロープウェイ乗り場までバスで向かいます。

バスを降りたところです。道路を渡り少し歩いたところにロープウェイ乗り場があります。

ピラトゥス山はむかしドラゴンが住んでいたという言い伝えがあるため、今ではアイコンとして使われています。

ゴンドラは4人乗りで、2人で乗ってちょうど良い感じです。

どんどん小さくなる街、眼下に広がる牧歌的な景色を楽しんでいました。ところが標高が高くなるにつれて、「ゴォー」というすごい音がして風が強くなってきました。見下ろすと、木々が倒れんばかりに傾いているではないですか。ゴンドラも左右に揺れます。

ようやくドラゴンライドへの乗り継ぎ地点フレックミュンテック(Fräkmuntegg)に到着したと思ったら、係員から驚愕の言葉が告げられます。「ここから上はクローズしています」と。「ここ」とは、あと4分で頂上に行ける地点です。

ガーン!!

ピラトゥス・クルムに宿泊する予定だと伝えました。係員もわたしも笑うしかなく。

ロープウェイに乗り込む時点で知らせしてほしかったと思いましたが、もしかしたら、強風になりはじめて、ついさっき停止したばかりなのかも、と考え直して、気持ちを切り替えることに。

そのまま引き返し、ゴンドラの中から、ホテルに連絡(息子が)したところ、「登山鉄道に乗って来てね、最終が17時30分なので気をつけて」と言われました。

何度も書いていますが、スマホだとカード認証で失敗するため、リュックからPCを取り出し、ルートを検索し切符を購入します。切符はスマホのアプリに連携されるので、車内検札時はアプリ上のQRコードを見せるようにしていました。

ロープウェイを降りたところにいた係員に「ホテルに行く人?気落ちしないでね!バス停はあっちだよー」と声をかけてもらいました。情報連携されているのね、、お礼を言ってバス停に向かいます。

バスは時間通りに到着、順調に列車に乗り継ぎできて一安心です。車窓の眺めを楽しむ余裕も出てきました。

アルプナッハシュタート(Alpnachstad)に到着しました。駅からすぐのところに存在感のあるもう一つの駅があります。

傾斜度最大48%(480パーミル)という世界一急勾配となる歯車登山鉄道の駅です。これに乗って、一気に頂上まで行きます。

降りてきた人がまぁまぁいて、今日頂上に行っている人もいるんだな、と少し安心しました。

いよいよ乗車します。赤い車両が可愛いです。階段を上がっていると、車掌さんが1番前が空いているよとおっしゃる。それでは特等席に座らせていただきます。

この傾斜をみて!ワクワクしますねー。

こんなゴツゴツした山の間を上っていきます。約30分で到着です。

ドラゴンがお出迎え、カッコイイ!

ホテルの受付に行くと、「待っていました」と笑顔で出迎えてくれました。チェックインし、日の入りと日の出時間を書いた紙をもらいました。運がよいと、素晴らしい景色が見れるらしい。

ホテルのロビー。左奥のドア向こうがレストラン。右のドアを出ると

こんな感じです。視界が悪く、誰もいません・・!気温は0度くらい?

Pilatus Kulm Hotels | Pilatus Kulm Hotels - auf 2132 Meter über Meer

部屋は最上階の角部屋です。広々していて落ち着いた雰囲気です。寒いので、すぐに暖房を入れました。

夕食時間まで一休みし、18時半になったところでレストランに行きます。コース・メニューのみで、飲み物は各自注文し、料理はいくつかの候補からから選びます。

2つのホテル宿泊客がここで夕食をとることになっています。座席には名前が書いてあり、わたしたちは、窓際の席でした。天気が良ければ素晴らしい景色が見れるのでしょうね。

四角いのは2つとも豆腐です。高野豆腐のような感じでした。豆腐の代わりにサーモンが使われている料理も選べます。

トマトとマンゴーのカプチーノ。このスープを飲んだら、お腹がいっぱいになってしまいました。

左がパーチ(魚)のバター焼き、右が仔牛肉とエビ。この2つと、ベジタリアン用メニューの3択です。わたしは魚を一切れいただき、あとは全部息子に食べてもらいました。

デザートのチョコタルトです。チーズも選べました。

 

翌朝、日の出時間(6:15)に合わせて、外に出てみました。

雪が少し積もっていました。これでは日の出は無理ね、ということで部屋に戻ります。凍えるほどの寒さです。

朝食は夕食をとったレストランと同じで、バイキング形式です。

通路で演奏がはじまりました。

写真の左に扉があるでしょう?そこから外に出ることができます。「ドラゴンの道」というお散歩コースのようなものです。

山を削って作ったような道が続きます。

このとき、束の間、視界が開け、山裾の景色が見れるようになりました。ひぁー美しい。ようやく見れたので、感動も一入です。

小さな教会も見えます。

先に進むと上にいける階段があるのですが、、怖くて断念。

昨日、乗れなかったドラゴンライド。今日は運行しているようです。

売店でビールを買って、のんびり。天気があまりよろしくないにもかかわらず、たくさんの人が訪れていました。

登山鉄道で帰ります。

遊園地のアトラクションみたいです。

左下に人が二人いるのがわかりますか?ここからどこまで登るのかしら。

わたしたちを乗せてきた登山列車は、また別のお客さんを乗せて、上って行きました。ピラトゥス鉄道の運行期間は 5月中旬〜11月中旬だそうです。

 

このあとは宿泊するウェンゲン(Wengen) に向かいます。途中駅のラウターブルンネン(Lauterbrunnen)で下車して滝を見るつもりです。

 

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2023.08 スイス旅行:②チューリッヒ⇒リギ山⇒ルツェルン

23:05発のフィンエアーに搭乗するため、仕事を終えてから成田に向かいます。空港では1万円分だけスイスフランに両替しました。1CHF=170円でした。はぁー恐ろしい!

夜便なので、少しは空いているかと思ったら、エコノミークラスは満席にみえました。搭乗して、しばらくすると1回目の食事です。以前は違いましたが、機内の食事は1種類のみで選択はなし、容器は紙のボックスになっていました。

奥が豆腐のサラダ、手前がハンバーグです。とても美味しかったです。わたしにはちょうど良い量ですが、もっと食べたいと思う人が多いかもしれません。

夜便でしたが、あまり眠れなかったです。久しぶりの長距離便、ネックピローは必須アイテムかもしれませんね。ヘルシンキには6時前に到着、予定より早いです。

次の便まで2時間あるので、カフェでも入ろうかと思ったのですが、パスポートコントロールに行列ができていました。早朝で入国審査官が少なかったからか、まぁまぁ時間がかかりました。

乗り換えをしてヘルシンキからチューリッヒまでは3時間弱です。チューリッヒ空港には予定より早めの9時半頃到着しました。天気を調べてみると、今日から2・3日は雨模様となっていました。雨だったら、そのままホテルへ、晴れていたらリギ山に寄ってみるつもりでした。

空港の鉄道駅まで移動している途中、フードコートにマクドナルドを見つけました。最後の食事から5時間以上が経過していることもあり、簡単に腹ごしらえをすることにしました。同行している若者は空腹で倒れそうだったので。

写真の奥手にみえるフードコートに入ります。

左はわたしのチーズバーガー、右奥は四角いパンズのハンバーガーです。日本で食べるそれとほぼ同じと印象です。

ここから、チューリッヒ中央駅まで行き、乗り換えをしてアルト ゴルダウ駅(Arth-Goldau)まで行きます。雨が降っていないようなので、「山の女王」と呼ばれるリギ山(標高約1,797m)まで行ってみることにします。

スイスで初の電車。せっかくなので、2階席に乗りました。嬉しくてテンション上がりましたー!

アルト ゴルダウ駅に到着。写真は進行方向に対して後ろ側を見て撮ったところ。見づらいですが、奥の方に「ARTH-RIGI-BAHN」と書いてある建物があり、その左手に青い車両が見えますか。その登山電車に乗ります。

改札はありませんので、そのままホームを後ろ方面に歩いて行くことで、登山鉄道の駅にたどり着けます。電車の乗り場は2階です。エレベータで上がり、目の前にある売店の店員さんから直接切符を買います。わたしたちは、帰りは別ルートで帰るため、1日パスを購入しました。

下のマップの青の点線が行きのルート、赤の点線が帰りのルートです。

Rigi - Königin der Berge | Rigi

SBBの駅から見えていた青い電車です。

登山電車の乗り場からSBBの駅を見下ろしたところ。

アルト ゴルダウ駅から終点のリギ・クルムまでは約45分。車窓から景色を眺めていたらあっという間でした。

かなり涼しいです。写真をとったり、駅付近をまわったりします。

リギ・クルム駅の様子。右上に小さく写っているオープンテラスまで行くつもりでしたが・・ちょうど帰りの電車が停車していおり、次の電車は2時間後?ということで、このままこの電車に乗ることにしました。行きは青い電車、帰りは赤い電車と思っていのたですが、あれ?新しい電車でしょうか。

途中、向かいから同じ型の電車が来ました。下記URLの記事によると、昨年から導入された新車両のようです。デザインが洗練されて周りの景色と調和しているようにみえます。技術的にもいろいろ改良されているのでしょうね。

New EMUs Started Service At Rigi-Bahnen | Railvolution

雲が多いですが、ハイキングしている人も多かったです。奥のほうでは4人組がハイキングしていますねー。

フィッツナウ(Vitznau)までは約30分。駅前にはルツェルン(Luzern)に行くフェリー乗り場があります。

リギ1日券にはフェリーの代金は含まれていないので、切符を買おうとしたところ、駅の上に大きく「オンラインで購入して」を書いてありまして、SBBのアプリで購入しようとするも、カード認証で白い画面になり、そのままの状態になってしまいます。

そうこうしているうちに、船がすぐにやってきました。電車と連動したタイムテーブルになっているのでしょうか。とりあえずそのまま乗り込んでしまいます。-どうぞ、安心してください。船の中にも切符売り場の窓口があり、そこで切符を購入することができました。

船にはレストランがありましたが、一等席のみが入れるようでしたので、わたしたちは側面のデッキに座って外を見ていました。風が冷たく凍えましたが、景色は素晴らしいものでした。

船はウェッジス(Weggis)など、いくつかの港に寄り、およそ50分でルツェルンに到着しました。
乗船するときはバタバタだったので降りてから撮った船の写真です。これに乗ってきました。

今、サイトを見て気づいたのですが、片道のフェリー(ルツェルンとフィッツナウの間)付きの1日券が売っていました。これを購入しておくとスムーズかもしれません。
RIGI TAGESKARTE INKL. SCHIFFFAHRT (EINFACH)

ルツェルンは湖と山に囲まれた美しい街なので、観光客が多そうです。

向こうに見える近代的な建物はルツェルン駅です。

雲が多いせいか、かなり涼しく過ごしやすいです。わたしはセーターを着ていました。

今日泊まるのはコンチネンタル パークホテル(Continental Park)。駅から徒歩数分のところにあります。

→ 4 Sterne Hotel | Continental Park - Hotel Luzern

時差ボケで変な時間に起きてもいいように、シングル×2を予約しました。窓からは公園が見えます。

少し休んでから、予約したレストラン、ブルガーシュトゥーベ(Burgerstube)に向かいます。ここはルツェルンで最も古いと言われている老舗のスイス料理レストランだそうです。ヴィルデン・マン・ホテル(Hotel Wilden Mann)内にあります。

わたしたちの横には大きな犬が大人しく床に寝そべっていました。どこのレストランでも犬を連れて来店している人がいました。

https://www.wilden-mann.ch/en/restaurant

息子は牛フィレ肉のグリル、わたしはルツェルンの郷土料理、ルツェルナー・クーゲリ・パシュテーテ(Luzerner Chügelipastete)という子牛のクリーム煮をパイで包んで焼いたものを注文しました。

最初メニューで見つけられなかったのですが、メインコースのページではなく、最後のページ「Our Favourite」の中にありました。

サクサクのパイにナイフを入れると、熱々のクリームソースが出てきて、パイといっしょに食べると美味しいです。結構ボリュームがありますが、今回の旅行は、わたしが食べきれなくても、全部食べてくれる頼もしい人がいるので安心です。

まだ明るいので、散歩しながらホテルに戻ります。

ルツェルンという街を調べると最初に出てくるのが、この写真のカペル橋です。屋根付き、木造の橋です。ロイス川に架かる橋で、長さは約200mもあるのだそうです。

橋を渡ってみます。

橋の上から撮った写真です。川沿いにレストランのテラス席がずらっと並んでいます。

ホテルに戻ってきました。左手に青いホテルの看板が見えるでしょうか。

20時でこの明るさ、1日が長いです。日本を発ってから初のホテルなので、今日はゆっくり休むことにします。


次の日、朝食はホテル内でいただきました。レストランは広々としていました。

めずらしく、おかわりしました。パンも料理も種類が豊富でいろいろ食べてみたくなります。

今日はピラトゥス山に行く予定ですが、その前に街をグルっと観光するため、ホテルに荷物を預かってもらいます。

ライオン記念碑を見に行く途中にあった立派な教会です。この日は日曜日、中では礼拝が行われているようでした。ここは少し高台にあるので、後ろを振り返ると下の写真のようになっています。

少し歩くとお目当ての場所に着きました。砂岩の崖に刻まれた「瀕死のライオン」「嘆きのライオン」として知られている像です。たくさんの観光客が写真を撮っていました。

1792年8月10日、フランス革命でスイス兵部隊がチュイルリー宮殿でルイ16世一家を守って亡くなった700人以上のスイス兵の果敢な英雄的行為を称えて、1821年に断崖にこの慰霊碑を刻んだそうです。確かに悲しそうな顔が印象的です。

ここから、ムーゼック城壁まで歩きます。住宅地の中、坂を上って行きますが、涼しいですし、家を見るのも楽しいので、苦にはなりません。途中、可愛いネコにも会えました。

1400年に街を守るために囲むように建てられ、スイスに現存する中では最長だとされる城壁で、塔の上に上ることもできます。

城壁の上にある通路を歩いてみます。

通路の端まで来ると降りる階段があり、そこから川のほうに下っていくことができます。

シュプロイヤー橋が見えます。ここはカペル橋から400m程上流に位置します。このまま進み、川沿いのレストランでランチすることにします。

わたしは朝食をたくさん食べたこともあり、あまり腹が空いていなかったのでサラダを、同行者はパスタを注文しました。いつでももりもり食べれるのが素晴らしい!

少々天気が悪そうですが、このあとはピラトゥス山に行く予定です。どうせなら、ロープウェイで行き、帰りに登山列車に乗ろうと決めたのですが、これが間違いでした。

 

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2023.08 スイス旅行:①準備編

旅行の準備を始めたのが5月下旬、その時点ですでにホテルは満室のところが結構ありました。また、氷河特急は希望する席が取れたものの、ベルニア特急は希望日の午前の1等席は空席なし、2等席も窓際の空きはありませんでした。早々とツアー会社が押さえているのかもしれませんね。そこで、午後の窓席を予約しました。けれども、後述しますが、これは結局使いませんでした。

出発の1週間くらい前にauの世界データ定額を予約しておきました。

航空券

スイス・インターナショナルエアラインズの 10:45 成田発⇒18:10 チューリッヒ着の直行便があるのですが、夕方着なのが少し気になり、他を探したところフィンエアーヘルシンキ乗り継ぎなら、前日の夜出発 23:10 成田発⇒9:45 チューリッヒ着という便があり午前中に到着することができます。フィンエアーは以前に乗ったことがあり良い印象だったので、すぐにFinnairのサイトでチケットを購入しました。8/4(金)仕事を終えてから自宅を出発することにしました。

世界中の80か所以上の目的地へのフライトと航空券 | フィンエアー

当初、帰りはベルニア特急の終点ティラーノからイタリアの鉄道に乗り換えてミラノに抜けるつもりで、チューリッヒIN、ミラノOUTのチケットを購入していたのですが、8月中は乗車区間 Tirano~Sondrio が工事のため代行バスになっていることに気付き、帰国前日移動&時間的余裕もないため、ミラノには行かずチューリッヒから帰国するよう変更しました。

鉄道

日本では以下を購入しました。

●スイスハーフフェアカード(Half Fare Card):鉄道やバスなどが半額になるカードです。以下のサイト経由でKlookから購入しました。

スイス鉄道「ハーフフェアカード(半額カード)」の割引購入、使い方 徹底ガイド【2023年版】

氷河特急(Glacier Express):先に指定席のみを公式サイトで確保、乗車券は乗車前日に購入しました。

Glacier Express Classic - Glacier Express

●ベルニア特急(Bernina Express):先に指定席のみを確保。公式サイトで購入しましたが、実際には使いませんでした。

Bernina Express - Rhaetian Railway RhB

ホテル

海外旅行ではいつもBooking.comでホテルを予約しています。今回は全部で7泊、ツェルマットだけ連泊し、あとは1泊ずつ予約しました。スイスも夏は暑い日が多いということだったので、なるべくクーラー付きの部屋を予約しましたが、わたしたちが行った日程は涼しい(寒い)ことが多く、一度も使うことなく、2度ほどは暖房を入れました。

荷物

スイスには国鉄(SBB)が運営管理するラゲージサービス(ドイツ語ではライゼゲペック)という荷物移送サービスがあります。駅から駅へ、またはホテルにスーツケースを運んでもらえるというものです。これを利用すれば、手荷物・リュックだけで移動しながらの観光やハイキングができるようになります。

Unbeschwert reisen: Reise- und Fluggepäck | SBB

最初はこのサービスを利用し、空港駅でスーツケースを預け、3泊目のホテルと6泊目か7泊目のホテルに移送してもらうつもりでいました。旅行出発の数日前に荷物を準備したところ、荷物が全部リュック(コールマンのウォーカー33)に入ってしまった。それで、スーツケースを持たず、リュック1つで旅行に行くことにしました。持っていったのは以下です。

・着替え(下着、肌着、Tシャツ、ワンピース、軽量短パン、短パンの下に履くレギンス、カシミアセーター、パーカー、ライトダウンベスト)
夜着(短パンとTシャツ)
・サングラス(度付き調光レンズ)
・帽子
・サンダル(crocs スウィフトウォーター サンダル)#かさばらず軽量です!
・化粧品、シャンプー、コンディショナー、日焼け止め、歯磨きセット
・折り畳み傘
・変換プラグ、充電器、ケーブルなど
・PC(LIFEBOOK WU-X/H1)#おもちゃかと思うくらい軽量です!

とにかく軽量にこだわりました。Tシャツ数枚は、何年か前にGAPで購入したもので、綿100で肌触りが良く、薄手で軽いです。今年も店で同じものがないか探しましたが、見つけられませんでした。それと、初めてモンベルで買い物し、軽量の短パン、Tシャツ、パーカーを揃えました。今回はパーカーを着る機会はありませんでした。

また、ちょっと良いレストランに行くときに着用しようと夏ワンピースを持参しました。これまた、持っているワンピースで最軽量のものを選びました。旅行中3回着用しましたが、そのうち2回は寒くて上にセーターを着ました。どちらも黒だったので、違和感はなかったように思います。

サングラスと書いたのは、実際のところ「室内はメガネ、屋外はサングラス」になるという度付きの眼鏡です。Zoffで初めてオンライン注文しました。わたしは目が弱いので、外ではこちらをかけるようにしていました。

久しぶりの海外旅行だったので、ネックピローを新調したのですが、これだけは持っていくのを諦めなくてはなりませんでした。

服装

行きに着用したのは、Tシャツと短パン、靴は底が厚めのスニーカーです。ハイキング用の靴を購入しようとしたのですが、いいと思うものは幅が広くて、わたしの足に合うものが見つかりませんでした。ハイキングは初心者コースだったため、スニーカーでも問題ありませんでした。

写真を撮っているところです。ほとんどの日を帽子+セーター+短パン+レギンスで過ごしました。

アプリ

スイス国鉄(SBB)のアプリをインストールしました。ルート検索だけでなく切符の購入もできます。-できるはずなんですが、いざ支払いしようとすると、わたしの3枚のVISAカード、息子のVISAカードすべてで認証でエラーになり、アプリから切符の購入はできませんでした。PCのWEBサイトからは、購入できたり、できなかったり。キャッシュが悪さをしているかもと、Chromeのシークレットウィンドウを使い、購入できたこともありましたが、そのあとはできなくなったので、何が原因かはわかりませんでした。

The SBB timetable | SBB

 

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2023.08 スイス旅行:Index

GW中に観たスイス鉄道のYouTubeに感化されて、今年の夏はスイスに行きたいと思うようになりました。ご存じの方も多いと思いますが、スイスは物価が高いことで有名です。今までもヨーロッパの旅行先としてスイスが候補になったことが何度かありましたが、物価高を理由に断念してきました。

そして、今年は円安がさらに進んでいます。こんなときに行くのはどうかと逡巡しましたが、わたしくらいの年齢になると、同年代の友人たちとは「行けるときに行っとけ」みたいなものが合言葉になっているところもあって、健康なうち、行きたいときが行くタイミングだと思い直し、行くことに決めました。

いつもは娘と旅行に行っていましたが、今回は夏季休暇がフレキシブルに取りやすい長男を誘って行くことにしました。

最初は旅行会社のツアーに参加することも考えたのですが、結局は個人で行くことにしました。日程は山の日(8/11)をはさみ、8/4(土)~8/13(日)に決め、すぐにホテル、航空券、スイス国内の鉄道の指定席などを予約しました。

行程

A,I:チューリッヒ空港(Zurich airport)
B:リギ山(Rigi Klum)
C:ルツェルン(Luzern)
D:ピラトゥス山(Pilatus Klum)
E:ヴェンゲン(Wengen)
F:ツェルマット(Zermatt)
G:サン・モリッツ(St. Moritz)
H:ティラーノ(Tirano)

Index

準備編

ヘルシンキ乗り継ぎでチューリッヒへ到着、リギ山に寄って古都ルツェルンへ

世界一最急勾配のピラトゥス鉄道に乗り山岳ホテルピラトゥス・クルム宿泊

小さな谷の村ラウターブルンネンでシュタウプバッハ滝を堪能

ユングフラウ鉄道に乗りヨーロッパでもっとも高い鉄道駅ユングフラウヨッホ(3,545m)へ行き、ハイキングも

ツェルマットへ移動、トム・ヒドルストン主演ドラマ『ナイト・マネージャー』のロケで使われたホテルに宿泊

ゴルナーグラート展望台(3,089m)・スネガへ

⑧氷河特急とレーティッシュ鉄道ベルニナ線乗車、そして帰国